ダヌキのメモ書き

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WF-1000XM4を軽くレビュー

2021年6月25日発売となったSONYの新型フルワイヤレスイヤホンWF-1000XM4を購入したので軽くレビューします。

 

まずいきなり驚くのはこの簡素なパッケージ
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事前に知ってはいたものの実際に見ると本当にこれは3万円超えの製品のパッケージなのかと思うほど簡易的なパッケージです。

Amazonのフラストレーションフリーパッケージのような感じです。

サステナブル素材を使用したパッケージということであらゆるものが全て紙です。プラスチックは完全不使用。

なおそのためマスキングテープが貼られただけでも毛羽立つ酷い仕様です。私はビックカメラ.comで購入したため納品書が直接マスキングテープで貼られており、早速パッケージは毛羽立っています。

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さらに、外側のスリーブが糊付け方式だったため一度開封するともう元に戻せない仕様。保管に困ります。中古店も対応に困りそうなパッケージです。

このスリーブでしか箱が固定されていないので保管する時はもう一度糊の部分を無理矢理押し付けて接着するか、輪ゴムなどで固定する必要があります。もはや捨てたほうが早いのではというレベルですが、捨ててしまうと保証など困るのではないかという懸念もあります。

そもそもリサイクル出来るとか言いますけども、日本ではこれは燃えるゴミとして捨てることになるでしょうから燃やされて終わりです。燃えないゴミとして出せるプラスチックパッケージの方がリサイクルされます。本末転倒です。

もちろん資源回収に出せばリサイクルされますけどこんな小さいものわざわざ資源回収の時まで保管しないでしょう。

リサイクルプラスチックだってあるんですからそれで良かったのではないんですか?

 

いずれにせよこのパッケージは反対です。今後他の製品にも採用し始めたらほんとに勘違いしすぎだと思います。日本企業はSDGsを勘違いしているところが多すぎです。

 

話が逸れましたが、本体はこんな感じです。

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前世代機種のWF-1000XM3(以下M3)と比べると非常に小さくなりました。成人男性が片手で握れるサイズです。卵のMくらいですかね。

ケースの質感としては完全にプラスチックになったのでM3よりは安っぽい感じになりました。マット加工されたプラスチックなので多少の高級感は出されていますが、金属蓋にラバーのケースだったM3と比べるとどうしても劣ります。金属蓋はすぐ傷つくのでそれもそれでどうなのかというところはありますが…

 

続いて音質について。
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Xperia 5 IIでハイレゾ音源をLDAC接続して聴いてみました。

M3と同じく割と低音寄りの音ですが、高音もしっかり出ています。
音のキメが細かく一音ずつしっかり聞こえます。音の聞こえ方はM3と少し変わっており、高音が手前に聞こえて奥から低音が覆いかぶさるような印象があります。
M3の時は高音が若干音割れしてるところありましたが、M4は音割れせずに鳴り音域が広がっています。

 

DSEE Extremeはやはり素晴らしいです。Spotifyの圧縮音源もしっかりアップスケーリングされ深みのある音にしてくれます。ハイレゾ音源が無いという人でも十分性能を活かせます。


ノイズキャンセリング性能については明らかにM3より良くなっています。

M3の時はノイズキャンセリングを使うと耳を手で塞いだ時のような籠もった感じがありましたが、M4ではそれがほぼ無いです。本当の意味での無音を作り出している印象です。

外音取り込み時はM3の時からノイズがありましたが、M4では若干改善されてノイズの音が小さくなりました。しかし、どうしてもノイズは入ってしまうのでなんとなく気になってしまいます。

 

全体的にはM3よりも進化している部分が多く、M3を持っている人でも買う価値はあるでしょう。

 

余談ですが、私はM3も発売日に買ったのですが、半年後くらいのファームウェアアップデートで音質が悪化するという事があり、さすがに酷いだろうと思い手放したという過去があるので今回はそんな事が無いようにしてほしいと思います。